寝台特急さくら 簡易電源車 マヤ20 製作奮闘記

簡易電源車 マヤ20 製作奮闘記 Vol.1
 
ちょっと気分転換に製作スタート!
KATOから20系寝台客車が発売されてから、「さくら」編成を製作したく計画を膨らませ車両のストックに努めてまいりました。
 
昭和40年代の編成とダイヤに拘り車両の収集をしてまいりました。
EF65 500  つぼみ堂・KTM・ひかり模型・KATO  9両 全てジャンク状態(製作途上)
ED73     珊瑚模型                  1両 完成 塗装がジャンク
DD51    鉄道模型社・HOWA・シナノマイクロ  4両 2両完成・2両ジャンク状態(製作途上)
C11     中村精密                  3両 全て ジャンク状態(製作途上) 
20系     KATO
マヤ20   今回の主役
※20系寝台車両に付いては、未発売となっております ナハネフ21、ナロ20、ナロネ22、カニ22 を製作しなくてはなりませんが、今後の製作次第プログでUPして参ります。後ご期待!何時の話しになるのでしょうか?
車両の確保、資料の準備は終えております。後は、気持ち次第、時間次第ですかね?
誕生の経緯
マヤ20製作に当って種車はご存知のスハ32オハシ30(種車スハ32)です。
当初は、昭和38年「みずほ」の分割・併合運転に伴う門司~大分間の後部編成用に簡易電源車の必要から改造が小倉工場でなされました。1号車の誕生で、3号車は昭和40年に同工場にて誕生しています。電源装置は、皇室用460号と同じ DMH17CG機関(160PS)と440V3相交流を発生する125KVA PAG7発電機の組合せで2基搭載されました。
一部窓がルーバー化され、屋上には冷却用電動送風機が2基設置されています。床下には、900ℓの燃料タンク2基(カニ22と同様)が設置され、台車はTR23バネは荷物車用に変更・ブレーキシリンダー1組追加、20系との連結の為、密着式自動連結器を備える。 整備重量43.7t 総重量46.3t
 
マヤ201:オハシ304(大井工場改スハ32381→スシ312)氷式冷蔵庫を設置した都合上配電盤付近の窓が元々埋められた状態。後日改修され明り窓が付いた。昭和38年5月14日落成
マヤ202:オハシ302005(スハ32244→スシ315) 昭和38年5月29日落成
2次車
マヤ203:スハ32278 昭和40年9月25日落成 運転中振動が激しい為同年11月 スハネ3040と台車を振替
      検査票受などは後位③④妻側へ集約されているが3のみ通常の位置に有
 
バックサインは、①②エンド側の妻面左右に設置され、反対側の妻面には配電盤のみが設置されています。20系と同様の青15号クリーム色1号の帯入りとなりました。
昭和40年「さくら」「あかつき」の分割・併合運転から3号車が増備されました。
1~3号車は、①②エンド側の客用ドアは完全に外板で塞がれています。
昭和43年~44年にかけて、43年時刻改正(よんさんとう)に伴い「あかつき」の増発に伴い10号車~12号車と3両が増備されました。
10番台は、車両の重量配分を考慮して、エンジンを車体中央部に設置。機関は過給機TB15形付DMH17S-G(210PS)・PAG7Sとなり発電容量が165KVAにUPが計られております。
尚、3次車 マヤ20は、「あかつき1・2号」「はやぶさ」との共通運用から長崎・諫早客貨車区の簡易電源車の不足から急遽 スハ32612を改造しマヤ2013が昭和43年9月25日に、スハ322787を改造してマヤ2010が落成しました。昭和44年3月26日にスハ32197を改造しマヤ2012が落成しました。
 
マヤ2010:スハ322787 昭和43年9月25日落成
マヤ2011:スハ32612  昭和43年9月25日落成
マヤ2012:スハ32197  昭和44年3月26日落成 尾灯位置が10・11号より少し高め
 
1974年 14系寝台車への置換え、1975年3月 ダイヤ改正に伴い余剰となり5月には形式消滅しています。
 
前位側に簡易室が設けられ、0番台と外観が異なります。①②位側の客用ドアもそのまま残されています。0番と10番代テールランプの位置が異なるようです。また、3号以降機関の改修の区別の為か、妻側のクリーム色の塗分けが窓シルヘッダー下まで拡大しています。
 
1年前 アトラスからスハ32、スハフ32が発売された時点で、プラスチック車体で改造するにはもってこいの車両ですが、コストが高すぎて手が出ませんでした。
未だにオークションでも高値のままです。
 
そこで、秋葉原のリバティーでボナファイデ製のKATO製 オハ35、オハフ33をスハ32、スハフ32に改造出来るコンバージョンキットを2010年7月22日に見つけ3,852円(税込み)で早々と購入。手持ちにKATO製オハフ33がありましたので購入を決定した次第です。でも、金属とプラスチックの相性を考えてなかなか製作に踏み切れずにいました。
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10番代製作用にと2011年8月にオークションでボナファイデ製のスハフ32がジャンクにて出品されていたのを落札したことを機会に、瞬間接着剤でシルヘッダーが接着されていた物を、瞬着剥しではがし、製作がスタートしました。
屋根を真鍮板から製作する為、折り曲げ機の購入や、曲げガイドとなる板(真鍮、アルミ)を秋葉原で物色・検討を加えているさなか、9月たぶれっとでジャンクのピノチオ製オロハ32を即座に購入、屋根のカットに取り掛かりました。
 
イメージ 2イメージ 3
真直切断するのは難しい!!
 
KATO カニ21のボディーをオークションで仕入れてありましたので、屋根上のファン部分は、切詰めてマヤ20の寸法に合せておきます。
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ファン中心間距離 実車3,150mm 1/80 39.375mm≒39.25mm にする為2分割します。
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                                    「さくら」用に使用されていたマヤ20は 0番代 3号 
窓ガラスが塞がれている箇所をオロハ32の端材から製作し当てはめてイメージしてみました。
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ファンの向きが180度逆です!
 
まだまだ道程はありますが、181系製作の合間に進捗次第プログUPして参ります。