ひかり模型 181系制作 151系検証

時代検証
 
最近 考古学的車輌の完成品が入手できましたので紹介させて頂きます!!
 
天賞堂・宮沢模型151系が発売された当時、2社が同じ製作所に模型制作を発注した様です。
ボンネット部分が真中で継がれた形で成形しています。

側面の2次側の荷物保管室が1次側常務員室と同じ窓開口が設けられたエラー製品となっています。


 
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当時としては、ボンネットの控え角10度と両角のR鼻先のRが美味く表現されています。
 
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最上段が宮沢製(3、4次製品 ドアパーツが別貼物)
中段のキットと最下段の完成品が共通の製作所で作られた製品。
最下段が天賞堂と思しき製品です。床板は木製品。
 
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パーラーカーの窓のRは実物は 200mmR で最上段の宮沢の181系は少しRがきつく本来のパーラーカーの雰囲気が出ていないので、今後改修するか検討しなければなりません。鉄道模型趣味 2008年1月号・2月号連載の浦野啓一様の151系リニューアルの記事には勇気付けられます。非常に参考になりますので是非ご一読を・・・・・・!!
 
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上段が宮沢模型のクロハ181 
下段が天賞堂と思しきクロ151? 台車はドロップ製。
床下は木製、ボディ側にはアングルが半田付けされています。
床下機器は真鍮引物と鉛成形品と組合せです。
クーラーAU12、ライトケース、ベンチレーターは鉛製のようです。
 
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 運転室サッシも真中で分割した2パーツで構成されています。
屋根は少しプレスが掛かっており、後の宮沢模型の平らな屋根とは違って立体感があります。屋根後方窓の折り曲げ方が甘いようです。
いずれにしても当時の製品では感心させれられる出来栄えです!!
どうレストアするか検討する余地がありそうです。考古学的見地からもオリジナルのまま残すべきか? 考古学的なものは専門家に任せるのも・・・・・・・。
一様サシ1両ののみを残して3編成分をどうするか?
次回は、ひかり模型のクハ181製作記をご紹介してまいります。